今日は前回の続きです。
8トラックのカセットデッキのフタを開けて、まずヘッドクリーニングをしました。真っ黒い汚れが綿棒にたっぷり。
テープ1、テープ2の2つの基板からなり、ヘッドまわりや周辺の半田不良を見るも、これといった問題はない。トランジスタの足にテスターをあてて各部の電圧を計ってみたが、これも特に問題はなく、ほぼ正常に働いているようである。
ボリュームには経年変化のためかガリがあるものもあり、接点スプレー剤でなんとか復帰しました。
?まてよ? 表のパネル面に、4曲-8曲と、1曲停止-連続のスライドスイッチがあるが、これにもスプレーを吹きかけてみた。すると、今まで片側だけしか出力がなかったのが、スイッチを何回かスライドしているうちに左右とも出力が出るようになったではありませんか!!
そうか、永年の不使用による油やホコリのゴミがたまり、接点が不導通であったのが原因だったのか。ついでに、選曲部の機械部分の軸にも念入りに円滑剤を入れて可動部分を円滑に動くようにして、フタを閉じることにした。
いよいよ試聴です!!!
古いテープで演歌が中心ではありますが、まずは1曲目。うんうん、スピーカーの左右から軽快な音楽が流れている。
アンプの左右のボリュームを調節してみても順調のようです。
ん???
右チャンネルの音が少しこもっているぞ。ヘッドは念入りにクリーニングしたけど。
まだまだ簡単には修理が終わらないようです。
レトロはまだ遠い・・・・・・